つるばみ

つるばみ
つるばみ【橡】
〔上代は「つるはみ」か〕
(1)クヌギの古名。 また, どんぐりの古名。
(2)どんぐりの実やかさの煎汁(センジユウ)で染めた色。 (ア)古代は鉄媒染による黒に近い灰色で, 身分の低い人の衣の色。 平安期には茜(アカネ)を加えて, 四位以上の人の袍(ホウ)の色となる。

「紅はうつろふものそ~のなれにし衣になほ及(シ)かめやも/万葉 4109」(イ)喪服の色。 また, 喪服。 「衣の色いと濃くて~の喪衣一かさね/源氏(夕霧)」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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